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商品企画の出発点とは

  • 2019年4月24日
  • 2019年4月24日
  • IoT
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前回までは、まず技術ありきの商品企画の進め方について書いて見ました。

要約すると、

(1)まず初めに、お客さんに見せられるような「商品の種」を用意する

(2)お客さんへのヒアリングを続けて「市場の本当のニーズ」を掴む

(3)そのニーズに合致した改良を施す。もしくはそれに隣接した「商品の種」を探す

(4)(2)に戻る

を繰り返すわけですね。では逆に市場ニーズがわかっていて、そこから技術を探す、技術開発を始める、ような商品企画はあり得るのか?

以前それで大失敗した事例をいくつも見て来ました。最新の、将来性のある、実現性のある技術、というものに理解の浅い人が商品企画をすると的外れな発言で社内が迷走し、とんでもないものが出来上がります。出来上がればまだましでしょうけど。

今現在市場にないことは技術がわからなくても調べられるでしょうが、実現可能かどうか、その技術に将来性があるか、社員が人生を賭ける価値があると思えるかどうか、が判断できないと投資が無駄になります。

私は技術者の端くれとして現役技術者にエールを送りたい。技術者はもっと商品企画に口出しし、発言力を持って、もっと自分の技術の商品化を頑張るべきだと思います。

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