第7章 日本史を東アジア史から分かつ「武士の登場」
サムライの出現は他の東アジアには見られない現象です。ヨーロッパの騎士に比較されますが、実態はアメリカ西部開拓時、開拓農民が武装したようなもののようです。中央政府から離れ(日本の場合は関東)、開拓した土地と自分の身を守るために武装したということです。
930-940年頃、地方武士の反乱である、平将門の乱、藤原純友の乱が起きます。先日九州の太宰府に行ってきましたが、藤原純友がこの太宰府を破壊しています。太宰府は設置されてから何度も破壊されており、その遺構が層になっています。
「太宰府」が古代から幕末まで、何度も登場するのが興味深いところです。