1. 扱う商品ジャンルを決める
扱う商品ジャンルを決めないで、とにかく複数サイトの価格差だけに着目して売買で差益を稼ぐ、いわゆる「せどり」もありますが、私はこう言う取引はお薦めしません。理由は
信用を高めるためには商品知識があると良い
からです。よほど消耗品等どこで買っても同じようなものでない限り、常識的にはお客は商品知識のある人から買いたいものです。また、物販には、販売後のクレーム、返品、交換等の対応が必要なので、最低限の商品知識は必要です。購入前に迷われているお客さんの質問に対応することで購入を促すことも他社に行かないように引き止めることもできます。
個人が大量生産大量販売で成り立っている商品を販売して利益を上げるのは至難の技で、個人が取り組むべき商品とは必然的に高付加価値で希少価値のあるものになると思っています。
よって、副業で取り組むのであれば、商品知識がもともとあるか、これから商品の知識を生涯増やし続けるような気持ちになれるものを是非とも扱ってください。
よほど追い詰められでもしない限りあれもこれもと扱っていると個人取引で一番大事な信用がつきません。
2. 販売サイトを決める
ヤフオク、メルカリ、楽天市場、アマゾン、などから、もしくは特徴あるECショップや自社ショップに挑戦しても良いでしょう。それら販売サイト毎に解説本が出ているので参考にしてみてください。
3. 仕入れ、販売、代金回収のサイクルを回す
これは小額から試してみることをお薦めします。仕入れ、販売、代金回収、そして次の仕入れ、販売、代金回収、のサイクルがうまく回るかどうかを確認して欲しいのです。普通、ここは本で書いてあるように、また自分で頭で考えたようにはすんなり行きません。注目しておくべきポイントは次の2つ
商品毎の粗利
月に在庫の何%が売れるか
これだけ見ていれば、在庫をどれだけ持つべきか、逆算して毎月どれだけ商品を仕入れる必要があるか、がわかります。
あとは仕入れの支払いのタイミングと、販売代金回収のタイミングを押さえておいて、できるだけ常に手元に余裕資金が残るように調整します。
これはなかなかやってみないとわからないところです。原則として、支払いタイミングを遅らせるために仕入れはクレジットカードを使い、代金回収は販売後翌月入金くらいに抑えたいものです。これが逆になると資金が枯渇します。
今回はここまで