ケースの選択には個人のデザインや大きさの好みが強く出るところです。デザインを云々する前に、部品が入り切るか?が一番の問題なので、初心者の選択方法としては
- ネットでも実店舗でもいいがショップお薦めのセットにする
- 実店舗に足を運べるなら、パーツ一式を選んだ後、組み上げられるか店員さんに確認する
- ネットや書籍でお手本にしているパーツとケースの組み合わせと同じにする
- どうしても自分で単品から選ぶなら一番大きなATXサイズにする
などが無難と思います。参考までにフォームファクタとその特徴を表にしておきます。
ATX | microATX | Mini-ITX | |
ATXマザー | ○ | – | – |
microATXマザー | ○ | ○ | – |
Mini-ITXマザー | ○ | ○ | ○ |
ビデオカードの長さ | 30-40cm | 20-30cm | 17-25cm |
CPUクーラーの高さ | 16-19cm | 15-17cm | 6-17cm |
5″ベイの数 | 0,1,2 | 0,1 | 0,1 |
3.5″シャドーベイの数 | 3-10 | 3-4 | 1-3 |
2.5″シャドーベイの数 | 3-10 | 3-4 | 1-2 |
※「ビデオカードの長さ」の行以下はいずれも目安なのでケースの仕様を確認する必要がある。他にもファンの数や、ケーブルが裏に隠せるか、等の違いがある。また、実際に配線できるか(ケースに入り切るか、ケーブル長が足りるか)はやってみないとわからないところが多分にある。最近流行りの内部ライトアップをするのであれば、ケーブルの処理を含めて見栄えを考えないといけない。それが目的だったり楽しいのであれば筆者は野暮なことはこれ以上申しません。