「正帰還」とはpositive feedbackのことで、身近なところではかつてスポーツカーによく使われた「ターボチャージャー」があります。エンジンが回転し始めると燃料を供給する量が増える、と言う「プラスがプラスを呼ぶサイクル」のことです。
逆は「負帰還」negative feedbackです。例えばご飯を食べれば満腹中枢が刺激されてそれ以上食べられない、ようなシステムのこと。エアコンが過度に冷えたり、ストーブが燃えるまで過熱しないのも負帰還システムが組み込まれているからです。
以前から話題にしている「複利」は利息を元本(資本)に組み入れますから「正帰還」の1種です。毎日毎日仕事をしては消費して、のサイクルではなく、コツコツ資本を大きくしてその資本から上がってくる利息の一部で生活することを目指したい。
いくつかその例を挙げましょう。
一番身近なのは銀行預金の複利に期待することだと思いますが、いかんせん利率が低すぎる。
株式投資なら発行会社が利益を再投資してくれているはずですが、個人では出た配当で株式を買い増しすることがそれに当たります。不動産投資も同じことです。
では筆者が副業の本命と考えているネットビジネスではどうしたらいいか?
一つはTwitter等でフォロワーを増やすこと。フォロワーが増えたら更にフォロワーが増える、ようなサイクルに持っていく。そう言う仕組みを作る、と言うことです。具体的にはいろんな手法があるようです。
もう一つはコンテンツを充実させること。記事や動画を投稿する>検索等からの流入が増える>検索順位が上がり更に流入が増える、と言うサイクルでしょう。
一つ蛇足を。フォロワー数を誇示する、稼いだ金額をひけらかす、のが人を惹きつけるには手っ取り早い方法のようです。モラルとしてどうなのか、とは思いますが、それが現実ということです。
筆者が色々試してみた結果ですが、このネットビジネスで使える「正帰還ループ」はそれほど単純なものではなく、しかも再現性があっていつまでも続くものでもないようです。
まずは自分で試行錯誤して見つけて、次の「正帰還ループ」を探し続ける、ような活動が必要だろうと思っています。
ここまで