ここに至るまで紆余曲折がありましたが、とりあえず無事にRaspberry PiのI2Cインタフェースが開通したので備忘録を留めておきます。
(1) 当初、Macでアルゴリズムを開発してRasPiにそのまま移植することを目論み、Adafruit社から出ているFT232Hのbreakout boardを動かそうとしました。
(2) ところが、Macの環境構築がAdafruit社のサイトにある説明通りにやっても動かない。これは説明やインストールのためのスクリプト等々がPython2のままupdateされていないことが原因ではないかとの疑いがあり、これ以上追求するのを止めました。
(3) MacからRasPiに移植するのではなくRasPiで直に開発すべく、同じくAdafruit社のサイトの通りにやってもまた動かない。これもPython2のままなのが問題である疑いがあり、I2C->USB変換を諦め、I2Cのインタフェースを直にRasPiに直結することにしました。
(4) RasPiにI2Cを直結するに当たり、Bluebacksの「実例で学ぶRaspberry Pi電子工作」を参考にしました。直結したあと動作を確認したいのですが、sudo i2cdetectが動かない。エラーメッセージを見るに、/dev以下にi2c-1等が見えないのがそもそも問題と判明。RasPiのOSがだいぶ新しくなっており、P.95の「8. Advanced Options」がないためこのステップは必要ないと判断したのが問題だったと睨んで最初からやり直すことにした。
(5) sudo raspi-configに「5. Interfacing Options」があることを発見、ここで「Would you like the ARM I2C interface to be enabled?」に「はい」を選択。
(6) 開通の確認をしたいのだが、sudo i2cdetectが使えることを知り、I2Cのアドレスが表示され、無事開通したことを確認しました。
こんな紆余曲折は良いから最短でRasPiにI2Cを繋ぎたい、と言う人は以下を参照ください。
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次のサイトを参考にしました。
(1) I2CのVDD, GND, SCL, SDAの4本をRasPiに繋ぐ。
(2) sudo raspi-configにて、5. Interfacing OptionsでARM I2C interfaceをenableにする。
(3) sudo apt-get update
(4) sudo apt-get install i2c-tools python-smbus
(5) /dev以下に、i2c-1等があることを確認する
(6) sudo i2cdetect -y 1にて接続したモジュールのアドレスが見えたらRasPi <–> I2Cが開通していることが確認できる。
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2018.10.28記す
紆余曲折あってRasPi-I2C直結は一旦終結し、RasPi/Mac-USB-Arduino-I2Cの道を再度探ることにしました。