以下、日経トレンディ6月号の記事を参考にしました。
「寿司も印刷する時代 10万円で究極のパーソナライズ」
米テキサス州オースティンで開かれたSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)で日本勢が展示した「SUSHI SINGULARITY」が注目を集めたそうです。
ポイントは2つあって
1. 「食」をデータ化する
電通や山形大学などが参加するOPEN MEALS(オープンミールズ)と言うグループが、「食」をデータ化して革命を起こすことを目指しているのだそう。かいつまんで言えば、「食」を事前にデータ化しておいて調理にはそれを再現する、と言うもの。
2. 「食」をパーソナライズする
食のパーソナライズとは、遺伝子や腸内細菌、栄養状態などの検査キットを事前に送付し、本人にアレルギーの有無や、どう言う栄養素が必要かを分析し、食材に反映する、ことを言っています。
フード・オペレーション・システム(FOS)
データから食を再現する3Dプリンタと、食材の特徴を管理するシステムをFOSと呼んでいます。既存の3Dプリンタの、ネット上に公開されている3Dモデルのデータを、現場で3Dプリンタを使ってプラスチックで再現する、と言うところからヒントを得ているようです。
管理するデータは、「栄養素」「味」「食感」「香り」「温度」「3D形状」「原材料」「色」「生成方法」など。
3. 「食」をデータから再現する
寿司テレポーテーション
FOSに登録した情報を基に海外でも同じ寿司が実現できると言うコンセプトが「寿司テレポーテーション」だそうだ。
2020年には東京で最初のレストランをオープンする計画のようで、今から興味津々です。
オープンミールズ参加団体
電通、山形大学、やわらか3D共創コンソーシアム、マグナレクタ、アドバンテスト、サイキンソー、ユカシカド、アタリ、アマナ、ハイドロイド、東北新社
キーワード
電通のアートディレクター、榊良祐氏
3Dプリンター寿司 転送寿司
ここまで