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本質を見定める、見極める

  • 2019年4月24日
  • 2019年4月24日
  • IoT
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事業が大きくなってくると、創業者が創業時に抱いた思いが薄れ、本質を外していく会社をよく見かけます。本質を語ることは亜流で頑張っている方々に不快感を抱かせますがそこはご容赦を。

私が属した1社目。メインフレーム(大型計算機)設計の本質は「digital回路を正確に組み上げる」でした。経営陣がどんなに綺麗事を言って社内を奮い立たせようとしてもその本質は変わりませんでした。つまり、基本は誰でもできることだから、複雑・大規模化するしか生き残れる道がない。

片やメインフレームが廃れるのと入れ替わりに成長したマイクロソフトのスローガンは「あらゆる机にコンピュータを」、アップルは「Think different」、アマゾンは「顧客最優先」、グーグルは「世界中のあらゆる情報を整理して素早く届ける」だそうです。これ以上は言いますまい。

二社目。関係者が現役なのであまり刺激的なことは書けませんが本質はどうあがいても「インクをたくさん売る」です。それ以外、相当複雑で大規模なことをやってても所詮は脇役でしかない。

三社目。ここも関係者が未だおられるので短めに済ませますが、仕事の本質は「言われたことを正確にやる」です。それを新興国ができるようになれば自ずと仕事は減ります。

そして自ら創業した当社はと言えば。表向き「無線装置の輸入・開発・製造・販売」と言っていますが、本質は「センサーをネットワークに繋ぐ」です。

無線の会社じゃないんだ、と遅ればせながら自ら気づきました。

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