前稿でI2Cプロトコルをおさらいしました。今回はこれをソフトにどう見せたら使い勝手が良いのか考えてみることにします。
今まで見てきたI2C制御のライブラリは、コマンド・関数の実装の中でI2Cを参照・制御している部分がブラックボックスになっており、信号の動きが想像しづらくてデバッグ性が低く、拡張性もない、のが気に入らないのです。
そこで、I2C制御に出来るだけ1対1に対応するコマンドを設定して、シェルから直接コマンドを叩くもよし、このコマンドを使ってもっと高度で複雑な関数を作るもよし、にしようと考えました。
と言うわけで、まずは前稿のI2Cプロトコルをどんなコマンドにしたら良いかを検討することにします。