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商品企画立案の手法(1)

  • 2019年4月24日
  • 2019年4月24日
  • IoT
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当社の商品企画の一端をお話ししましょう。この手の話は普通は企業秘密なので当然全部を明かす訳には行きませんが、似たような手法を取っているところがあるのと、それを大学の講義で行なっている講師の方がいらっしゃることを知ったので、隠して置くようなことでもないかなと最近思い始めたからです。

事業を立ち上げる最初のステップとして、市場に問う、簡単に言えばお客さんに紹介できるような「種」が必要です。自分自身が作ったものがあるならベストですが、そこまで行かずとも世に広まる前の商品なら他社製品でも構わないでしょう。

最初は手当たり次第に顧客訪問するのも致し方ないですが、そのうちに興味を示してくれるお客さんの傾向が見えてきます。お客さんから得られた情報を集約して行くと、今、そして将来、どんな商品をお客さん予備軍が欲しているのかが掴めてきます。

そしてお客さんが本当に欲しいものが持参したものか、自分の持っているものならベストですが、そうでないなら次の開発に繋げる、もしくは探してくる、ことになります。

そしてできた暁には再び顧客回りを再開するのです。

ここまでやれば、自分の持ち駒とお客さんのニーズが繋がったことになり、この細い糸を太くして行く努力を継続すればいいことになります。

よく聞くのは自分の持ち駒が市場に即していないとわかるとすぐそこで諦めて次の全く違うジャンルの製品にシフトしてしまうことがありがちのようですが、成功の秘訣は自分の持ち駒からそう離れずとも近い商品(開発)を模索し続けることではないかと思います。

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